筆界未定(ひつかいみてい)とは、「地積調査」が行われた際に、境界(筆界)を確認できなかったため、境界がはっきりされないまま処理されてしまった土地のことです。
境界が確認できない理由としては、境界について所有者間に紛争があったり、所有者間の同意が得られなかったり、水路上に建物があるなど確認できない場所に複雑な境界があったり、現地で調査を行った際に立ち会ってもらえなかった場合などがあります。
筆界未定が及ぼす影響は以下の通りです。
①分筆・合筆登記や地積更正登記、地目変更登記ができず、土地の売買が非常に困難となります。
②筆界未定解消の測量には、多額の費用(自己負担)と時間が必要です。