DICTIONARY
用語集
DICTIONARY

用語集

買取

不動産の「買取」とは、不動産売却の一つの方法です。

お持ちの不動産を、不動産会社もしくは再販業者に買い取ってもらうことです。

 

不動産売却の方法としては、不動産会社へ売却を依頼する(仲介に入ってもらう)「仲介」が一般的だと思います。

不動産を購入したい人は、そのほとんどが不動産ポータルサイトを通じて不動産探しを行います。

不動産ポータルサイトに登録された物件は、より多くのお客様に物件を知ってもらることができます。

そのため、立地がいい物件だったり、キレイで即入居できる不動産は、高値でも購入したいという人が見つかったり、売主様にとっていい条件で売却できる可能性が高まります。

 

ただ、「仲介」という方法では売却が難しい場合もあります。

例えば、利用する為には売主もしくは買主どちらかに多額な費用が発生する場合です。

そのような場合は「買取」という方法がございます。

 

 <買取が向いている物件> 

・雨漏りがあるなど、多額な修繕費がかかる中古住宅

・築年数が古く、大きなリフォームが必要となる中古住宅

・建物は使えないため、解体して更地にしなければ売れない土地

・現況山林又は原野で、木の伐採又は伐根が必要となる土地

・現況と図面が大きく異なる土地で、多額な測量費用がかかる土地

・仲介で販売しているが、一年以上売れない土地

 

上記のように、利用するにはリフォーム費用、あるいは解体費用がかかる場合、その費用を売主様、買主様どちらが負担するかは契約で自由に決めることが可能です。

「その分本体価格を安くするので買主様の方で負担してね」と販売することは可能ですが、一般の方にとって業者選びからリフォーム企画までするのはハードルが高く、売却が難航してしまうのが現状です。

だからといって、売主様の方で費用を持ち出して工事を行うのもリスクが高い。

そのような場合、この「買取」という方法が有効です。

 

リスクを不動産業者あるいは再販業者へ負ってもらう分、売値は安くなるというデメリットはあります。

ただ、一般の方と違い、キャンセルの心配やローンが通らないことによる解除の心配がありません。

また、不動産専門の業者へ売却する為、売却後のクレームや売主の契約不適合責任を負う必要がなく面倒がありません。

即現金化できることも魅力の一つです。

 

買取」は不動産売却の手段の一つです。

どのような手段で売却するかは、不動産の状況と売主様の状況に合わせ、よく考えて決断しましょう。