■1.不動産売却の3つの方法
不動産を売却する方法は、大きく分けて3つあります。
「仲介」、「買取」、「個人売買」です。
どの方法をとるかによって、手間も価格も変わってきます。
例えば、物を売る場合も色んな方法があると思います。
メルカリで売る、お友達に売る、リサイクルショップに売る・・・etc
どの方法で売るかによって、手間も手取り額も変わってきますね(*^^*)
不動産売却も同じです。
「仲介」「買取」「個人売買」、どの方法をとるかによって、手間も手取り額も変わってきます。
「仲介」「買取」「個人売買」、それぞれの特徴やメリット、デメリットを把握し、ご自分にあった方法で売却しましょう。
不動産売却の「仲介」とは、不動産会社に買主を探してもらい、売却する方法です。
募集や営業活動、契約業務を不動産会社へ委託するので、専門知識を要せず売却でき、手間や面倒、リスクを軽減できます。
又、仲介、買取、個人売買の3つの方法のうち最も多くの顧客に募集を呼びかけることができるため、一番高値で売却できる可能性が高い方法です。
しかし、不動産会社が仲介業者として介入する為、成約にいたった際は仲介手数料が発生します。
■「仲介」による不動産売却が向いている人
・できる限り高値で売却したい人
・売却をそれほど急いでいない人
・できる限りトラブルを避けたい人
不動産売却の「買取」は、所有している不動産を不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
不動産会社が買主となることで、買い手を探す必要がなく、売却期間を短縮できます。
買取の場合、話がまとまれば不動産会社は即現金で支払うため、早ければ一ヶ月で売却可能です。
参考までに、仲介の売却期間の目安は、通常3ヶ月~、長いものでは一年以上かかる場合もあります。
「買取」という方法で不動産売却する場合、売主の責任(契約不適合責任)が免除されます。
これは買主が不動産のプロである不動産会社という観点から免除されるもので、売主にとっては売却後のクレームの心配が最も低い売却方法となります。
ただし、「買取」で不動産売却する場合、売却価格は仲介に比べると3割程度安くなるのが通常です。
■「買取」による不動産売却が向いている人
・早く不動産売却したい(現金化)したい方
・価格が安くても確実に不動産売却したい方
・売却後のクレームやトラブルをなくしたい方
不動産売却の「個人売買」は、自分で買い手を探し、不動産会社を通さないで売却する方法です。
不動産会社を通さないため、仲介手数料は発生しません。
しかし、「個人売買」では通常不動産会社がやってくれる募集業務や物件の調査、契約書の作成や所有権移転の手続きなど、全て個人間で行わなければなりません。
知識が十分でないと後々トラブルに発展するリスクがあるため、初心者にはあまりおすすめできない方法です。
■「個人売買」による不動産売却が向いている人
・不動産取引の知識と経験が豊富な人