最近「1分で無料査定」とか、「簡単な項目を入力するだけ。簡単査定」などという広告をよく目にします。確かに膨大な情報をシステム化すれば、だいたいを価格を瞬時に出すことは可能になりました。
ただ、あくまでそれは「だいたいの価格」にすぎません。動産と異なり不動産は同じものが二つとない為、不動産の査定はとても難しいのです。
例えば、建物の査定は建物の面積、築年数、間取り、付帯設備、管理状況の他、土地の面積や形状、前面道路の幅員、水道・下水・ガスの引込状況など価値を評価する上での調査項目は多岐にわたります。それら全て加味した上での査定額はそうそう簡単に出せるものではないのです。
何もそこまで調査して価格を出さなくても、、、と思われるかもしれませんが、買う方はそうはいきません。
不動産を探されている方は、どんな状況なのか、修理するならいくらかかるのかなど他の不動産と細かく比較し、最も妥当だと判断した不動産を購入されます。
売買は、売る方がいて、買って下さる方がいてはじめて成立します。
そして買う方は賢いです。今はネットで情報を取得できるので、不動産売買に関する知識や相場感を身につけていらっしゃいます。
賢いお客様の目に留まる不動産にする為にも、精度が高い査定を行って、相場に沿った価格を設定することが売却のコツだと私は思います。