不動産売却に関する
【失敗事例】
不動産売却で失敗しないために、よくある失敗事例をご紹介したいと思います。
不動産売却の失敗事例を知ることで、同じ失敗や後悔を防いで賢く売却しましょう。

不動産売却に関する【失敗事例①】

不動産売却に関する失敗事例をご紹介します

 

不動産売却に限らず、失敗や後悔の原因の多くは知識不足や経験不足からくるものです。

特に不動産売却は一生涯のうちそう何度も経験するものではありませんので、経験者から話を聞いたりアドバイスをもらったりすることもなかなかできないですよね。。。

 

そこで、不動産売却で失敗しないために、よくある失敗事例をご紹介したいと思います。

不動産売却の失敗事例を知ることで、同じ失敗や後悔を防いで賢く売却しましょう(*^^*)

 

 

 

 

 も く じ

 ■1.不動産売却に関する失敗事例①

             「査定額だけで不動産会社を選んでしまったことに、とても後悔しています。」

 ■2.知っておきたい査定のお話

 ■3.どちらにする?「簡易査定」と「訪問査定

 ■4.不動産会社によって違う? 査定額の精度

 ■5.不動産鑑定士からのメッセージ:「査定の精度がいかに大事か」

 

■1.不動産売却に関する【失敗事例①】

査定額だけで不動産会社を選んでしまったことに、とても後悔しています。」

 

 

 

不動産を売却する際、複数の不動産会社へ不動産査定を依頼しました。

どこも似たりよったりの査定額でしたが、ある一社だけ、他よりも高い査定をつけてくれました。

この会社だけは自分の不動産の価値を分かってくれていると、嬉しくなりました。

だから、一番高い査定額をつけてくれた不動産会社へ仲介依頼をしました。

 

初めは高値で売却できるとウキウキしていました。

しかし、実際は期待していたようには売れませんでした。

2~3年経っても売れず、価格を下げることにしました。

それを何回か繰り返し、問い合わせをしてきた方と価格交渉し、さらに値下げし、ようやく売却できました。

でも、自分が予想していた額から大きくかけ離れた金額でした。

 

高値ですぐに売却できると期待していた分、本当にガッカリしました。

売れなかった期間はもちろん固定資産税を払い続けなければなりませんでした。

これなら最初からもう少し低めの価格で募集して、早く売却した方がよかったと思いました。

査定額だけで決断してしまったことに、とても後悔しています。

■2.知っておきたい査定の話

 

できる限り高値で、しかもスピーディーに売却できる価格が知れたらいいですよね(*^^*)

しかし、神様でもない限り事前にその価格を知ることはできません。

分からないからこそ、「早く売却できたはいいけれど、もっと高値で売れたかも・・・」「高値で売却できると言われたのになかなか売れない」という不満の声が多くなるのだと思います。

 

一番高値で売却できる価格はいくらなのか?

正直それは誰にも分かりません。

 

ただ、より緻密な調査によって査定の精度を上げ、限りなくジャストな価格に近付けることは可能です。

ほとんどの不動産会社が査定を無料で行っていますが、どこまで調査し、どこまで丁寧に査定するかは不動産会社によって異なります。

上記のような失敗をしない為には、不動産会社が行う査定について知識を深めていきましょう。

■3.どちらにする?「簡易査定」と「訪問査定

査定には大きく分けて、「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。

どちらの査定を依頼するかは、依頼者(売主様)が決めることができます。

ご自分の目的に合わせ、最適な方を選びましょう。

 

■簡易査定

売却する不動産を見ずに、過去の取引事例や現在の募集事例などを基に、大体の売却価格を算出する方法です。

現地を見ずに、住所や間取り、築年や面積など一定の項目のみで査定します。

不動産会社と顔を合わせたり物件を見せなくてもいいので手軽さはありますが、特殊な事情や状況は価格に反映されません。

「今後どうするか判断する為に、まずは大雑把な価格を知りたい」という方にオススメです。

 

■訪問査定

査定担当者が直接現地へ出向き、対象の不動産について詳細な調査をし、対象不動産の状態や品質を踏まえて価格を算出する方法です。

例えば中古車の査定にしてみても、年式や排気量だけでは妥当な価格は出せませんよね。

走行距離はもちろん、本体にキズや故障がないかチェックし、修理するとしたらいくらかかるか見積った上で売値が決まると思います。

 

不動産も同じです。同じ築年数の中古住宅でも、建物の管理状態や設備の種類や品質によって価格は変わってきます。

査定額が出るまで多少お時間を要しますが、「本格的に売却していきたい方」や「スピーディに売却したい方」にオススメです。

■4.不動産会社によって違う? 査定額の精度

もう一つ知っておいていただきたいことは、不動産会社によって査定の仕方が違うという事実です。

一言に「査定」といっても、査定に関する規定や基準があるわけではありません。

何件の事例を用いるのか、どこまで詳細に調査するのかは不動産会社によって異なります。その査定の仕方で査定額の精度は変わってくるということを覚えておきましょう。

 

■例えば、10年前の事例をもとに査定額を出していたとしたら、その査定額は妥当なものといえるでしょうか?

 

■また、築40年の不動産を査定依頼したにも関わらず、築3年や5年という築浅の事例を参考査定額を出していたらどうでしょうか?

 

■A社は10件の事例を参考に、B社は2件の事例を参考にしていたとしたら、制度が高い査定額はどちらでしょうか?

 

査定の調査内容を聞かず、査定額を鵜呑みにしてしまうのは危険です。

 

仲介依頼をしてもらいたいがために、売却相場よりも高い査定を提出する不動産会社が増えています

査定結果を聞く際は、どのような調査を行ったのかを詳しく聞き、その査定額が本当に妥当なものなのかどうか見極めましょう。

■5.不動産鑑定士からのメッセージ

不動産鑑定士
(株)鑑定ありすと 不動産鑑定士 最上 伸子

査定額の精度がいかに大事か」

最近「1分で無料査定」とか、「簡単な項目を入力するだけ。簡単査定」などという広告をよく目にします。確かに膨大な情報をシステム化すれば、だいたいを価格を瞬時に出すことは可能になりました。

 

ただ、あくまでそれは「だいたいの価格」にすぎません。動産と異なり不動産は同じものが二つとない為、不動産の査定はとても難しいのです。

例えば、建物の査定は建物の面積、築年数、間取り、付帯設備、管理状況の他、土地の面積や形状、前面道路の幅員、水道・下水・ガスの引込状況など価値を評価する上での調査項目は多岐にわたります。それら全て加味した上での査定額はそうそう簡単に出せるものではないのです。

 

何もそこまで調査して価格を出さなくても、、、と思われるかもしれませんが、買う方はそうはいきません。

不動産を探されている方は、どんな状況なのか、修理するならいくらかかるのかなど他の不動産と細かく比較し、最も妥当だと判断した不動産を購入されます。

 

売買は、売る方がいて、買って下さる方がいてはじめて成立します。

そして買う方は賢いです。今はネットで情報を取得できるので、不動産売買に関する知識や相場感を身につけていらっしゃいます。

 

賢いお客様の目に留まる不動産にする為にも、精度が高い査定を行って、相場に沿った価格を設定することが売却のコツだと私は思います。

Contact

お問い合わせ

お気軽にお電話ください
017-776-4180 017-776-4180
受付時間:9:00~18:00
RELATED

関連記事